メモリのInactiveを解放

かなり効果があった。すごい。

確実なのは「起動ディスクのアクセス権修復」だ。数分程度の時間はかかるが、処理が進む間にInactiveな領域が順次解放され、終了した暁にはInactive→Freeへの振り替えが一気に進む。当然、swapfile*の増加によるパフォーマンス低下も目に見えて改善される。ディスクユーティリティの起動が面倒な場合は、Terminalから以下のとおり実行してもいいだろう。なお、起動中のアプリケーションをできるだけ少なくした状態で実行したほうが効果的なので、念のため。


$ sudo diskutil repairPermissions /

http://journal.mycom.co.jp/column/osx/295/

ところで、OS Xのようにデマンド・ページング方式で (仮想) メモリ領域を管理するOSの場合、HDDと同様に「フラグメンテーション (断片化)」という現象が発生する。これを解消する処理はHDDの場合「デフラグ」というが、OSでは「コンパクション」と呼ぶことが一般的だ。前回紹介したdiskutilコマンドは、ファイルのパーミッションを修正する処理の過程で、副次的にコンパクションのような効果をもたらしているに過ぎない。

http://journal.mycom.co.jp/column/osx/297/index.html